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スキー場活性化・スキー場再生再建・スキー場ビジネス・スキー場経営・スキー場運営

スノービジネス、スキー場運営、スキー場設計、スキー場マーケティングの実態を独断で紹介
何かおかしい、スノーボード人口
2年以上、ブログはお休みしていました(^0^;)
新たな事にトライすると一点集中してしまい、ほかの事に手が付かなくなる今日この頃。トシなのですかねぇ。

さて、ウィンター業界の方は肌身で感じているかもしれないこと。
スノーボーダーが減っていること。

11月頃のシーズンイン時は、その殆どがスノーボーダーというくらいゲレンデ占領。
しかし、この2シーズン、早期オープンのスキー場から聞こえてくる声は、ボーダーが激減したよ・・・という声。
シーズンに入って、ボーダー比率が高かった西日本のスキー場からもボーダーが減少したことを多く聞きます。
反面、フリースキー系が増えたという声も聞かれます。

我々が運営しているウォータージャンプなどオフトレ施設では、エアマット施設が雨後の竹の子のごとく全国に現れ、市場が拡大を期待したものの、結果的には各施設に分散しただけ。
あれれ???なのです。
明らかにボーダーが減少しています。

スノーボード人口の公的な資料としてはレジャー白書やスポーツ工業会が公表している参加率や販売台数がありますが、こちらでも減少化は現れています。
世界的なスノーボードの動向は、アメリカ大陸ではゲレンデの30%で安定しています。これは10年ほど大幅な変動がないようです。
ヨーロッパでは概ね10%と言われています。
フランスでは10年以上前から、数パーセントです。

日本はと言うと、ゲレンデ占有比では50%程度と言われています。
世界的には、日本だけ際だって高い比率です。
販売面でも今年は不調の声が聞こえてきますし、今後を占うとしたら、限りなくアメリカ並みの30%まで減少するのではないかと感じています。

欧米では、スノーボードに変わりツインチップやファット系のスキーへの参加が高くなってきており、パーク比率もスノーボードからスキーに逆転している点。
さらに、スキーの跳び系と言われる人の年齢が10代と若いという点。
スノーボードが30%であっても、アメリカは過去最高のスキー場来場者数となっています。

私が運営するウォータージャンプは、コアでありマニアックな方が多い中でレジャー層の拡大を使命として活動してきましたが、大きな特徴として、ボード利用者年齢が毎年高くなってきていることです。
ボードに変わってスキー参加が増えてきていますが、ボードの減少を穴埋めする勢いがありません。

販売側では、フリースキーの売れ行きが好調と聞きますが、欧米並みに増えるには、もう少し時間がかかりそうです。

どうしましょう。
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