スキー場関係に関するデータというものをネット関係で検索してもなかなか表れてこないものです。
公開されないことで、閉鎖的と写り、個別や組織主義のため、業界の発展がとかく妨げられます。
これまた、世界で日本だけが鎖国状態。
アメリカではスキー場協会があって業界の促進のために資料データを公開しています。
それにより、経営者達は正しい分析を行えるわけです。
日本でのスキー場関係資料では、財団法人社会経済生産性本部より発刊されているレジャー白書が20年続いています。スキー場と言うより全てのレジャーですね。
私がスキー場のコンサル業を行った1986年から発刊されており、まさにアプレスキーの歴史と共に歩んでいる?(表現が逆ですよね・かなり自己中な表現で失礼)まさにバイブルとなっています。
余談ですが、白書が発行される7月下旬が毎年楽しみなのです。ただし、以前は5月には発売されていたのが7月となり、分析時期がずれてちょっと痛いかな。
次にNPOウィンターレジャーリーグが発刊するウィンターレジャー白書。
このデータは索道会社によるゲレンデでのリサーチ結果、スキー場経営に関係する高速道路の通行量などなど、楽しい情報が満載。
さて、このウィンターレジャー白書の中で、シーズン何日滑るのかというシーズンプレイ日というデータがあります。平均すると4日前後。
私はその中で、作者である坂倉先生の了承の元、プレイ日(スキー参加日数)5日以下と6日以上にて区分してみました。
この分岐点は、スキー誌やスノーボード誌の読者アンケートによる購読者の殆どが6日以上であることに着目し(注:全ての専門誌というわけではありませんが)、6日以上を積極層(コア層)、5日以下をマス層と勝手に階層化してみると、あ~~らわかりやすく分岐点だということがわかったのです。
ちなみに、2004年度参加人口(シーズン中スキー場に一回でも行った人)は6日以上層は17.6%(217万人)、5日以下層は82.4%(1013万人)。
参加<延べ人口=スキー場発生人口>では、6日以上層は45.3%(2520万人)、5日以下層は53.7%(3000万人)です。
しばらく続くスキー場来場者減少傾向は、参加回数が多いコア層が大幅に減少したためにゲレンデにとっては大きなダメージとなったことがこの数字から概ね伺えます。
マス層は、極端な数字変化が無く、ある程度安定してスキー場に出かけています。
スキー場経営は、このコア層の指向が強く表れていました。
メーカー、専門誌、ショップといった業界の意見に強く左右されています。
しかし、実際のゲレンデにいる人は、店に出かけず、本も買わない人たち=マス層がボリュームゾーンとしてスキー場の売上の殆どを占めているのです。
マスを無視したスキー場経営が蔓延ったことで、いとも簡単に客離れが起きたのだとも言えるかもしれません。言い方を変えると、市場とミスマッチな経営手法だったのでしょう。
市場は綺麗なピラミッド(三角形)を形成しないと将来性が問われるということがあります。
販売の多くは底辺なのですよ。
修練場所でもなく、大会会場でもない、スポーツ施設でもない、日本のスキー場は大衆レジャー施設なのですよ。もちろん自然環境の中、スポーツとしてのリスクはありますが、これらを全面にだすことでマスは遠ざかる。マス層を集めたいとなると経営の難度も増してきます。
さて、皆さんのスキー場はいかがなものでしょう?
私のマス・コア論です。85対15です。85%のマスのために経営しなくては・・・・・・
そして、底辺拡大しないとまだまだスキー場来場者数は減少しますよ!
公開されないことで、閉鎖的と写り、個別や組織主義のため、業界の発展がとかく妨げられます。
これまた、世界で日本だけが鎖国状態。
アメリカではスキー場協会があって業界の促進のために資料データを公開しています。
それにより、経営者達は正しい分析を行えるわけです。
日本でのスキー場関係資料では、財団法人社会経済生産性本部より発刊されているレジャー白書が20年続いています。スキー場と言うより全てのレジャーですね。
私がスキー場のコンサル業を行った1986年から発刊されており、まさにアプレスキーの歴史と共に歩んでいる?(表現が逆ですよね・かなり自己中な表現で失礼)まさにバイブルとなっています。
余談ですが、白書が発行される7月下旬が毎年楽しみなのです。ただし、以前は5月には発売されていたのが7月となり、分析時期がずれてちょっと痛いかな。
次にNPOウィンターレジャーリーグが発刊するウィンターレジャー白書。
このデータは索道会社によるゲレンデでのリサーチ結果、スキー場経営に関係する高速道路の通行量などなど、楽しい情報が満載。
さて、このウィンターレジャー白書の中で、シーズン何日滑るのかというシーズンプレイ日というデータがあります。平均すると4日前後。
私はその中で、作者である坂倉先生の了承の元、プレイ日(スキー参加日数)5日以下と6日以上にて区分してみました。
この分岐点は、スキー誌やスノーボード誌の読者アンケートによる購読者の殆どが6日以上であることに着目し(注:全ての専門誌というわけではありませんが)、6日以上を積極層(コア層)、5日以下をマス層と勝手に階層化してみると、あ~~らわかりやすく分岐点だということがわかったのです。
ちなみに、2004年度参加人口(シーズン中スキー場に一回でも行った人)は6日以上層は17.6%(217万人)、5日以下層は82.4%(1013万人)。
参加<延べ人口=スキー場発生人口>では、6日以上層は45.3%(2520万人)、5日以下層は53.7%(3000万人)です。
しばらく続くスキー場来場者減少傾向は、参加回数が多いコア層が大幅に減少したためにゲレンデにとっては大きなダメージとなったことがこの数字から概ね伺えます。
マス層は、極端な数字変化が無く、ある程度安定してスキー場に出かけています。
スキー場経営は、このコア層の指向が強く表れていました。
メーカー、専門誌、ショップといった業界の意見に強く左右されています。
しかし、実際のゲレンデにいる人は、店に出かけず、本も買わない人たち=マス層がボリュームゾーンとしてスキー場の売上の殆どを占めているのです。
マスを無視したスキー場経営が蔓延ったことで、いとも簡単に客離れが起きたのだとも言えるかもしれません。言い方を変えると、市場とミスマッチな経営手法だったのでしょう。
市場は綺麗なピラミッド(三角形)を形成しないと将来性が問われるということがあります。
販売の多くは底辺なのですよ。
修練場所でもなく、大会会場でもない、スポーツ施設でもない、日本のスキー場は大衆レジャー施設なのですよ。もちろん自然環境の中、スポーツとしてのリスクはありますが、これらを全面にだすことでマスは遠ざかる。マス層を集めたいとなると経営の難度も増してきます。
さて、皆さんのスキー場はいかがなものでしょう?
私のマス・コア論です。85対15です。85%のマスのために経営しなくては・・・・・・
そして、底辺拡大しないとまだまだスキー場来場者数は減少しますよ!
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