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スキー場活性化・スキー場再生再建・スキー場ビジネス・スキー場経営・スキー場運営

スノービジネス、スキー場運営、スキー場設計、スキー場マーケティングの実態を独断で紹介
そろそろパークの事柄
出張が続くと、なかなか書けないものです。
が、このブログの読者は結構おられるのですね。
ビューの多さにちょっと”びっくり”ですわ。
業界向けに発信したブログですが、気まぐれつつもアップには励みますです。

今回は、パークのお話を”ちょこっと”。
90年代は、スキー場の個性や差別化などと言ってパークを作り、2000年代にはいると、なんら個性とか差別などとは言えないどこのスキー場でも猫も杓子もパークでござる。
それが一服すると、差別化はパークの規模の競争となり、はたまたキッカーの大きさを競い合う。
共通券をもつ複合スキー場では、乗車回数で売上を案分されることから、乗車効率を良くしようと、またまたパークに走る。そして走る走る、ひた走る。
まるで、パークを作ることが案分の奥の手といわんがばかりの勢いですわ。

が、そろそろ~~とですが、スキー場経営者達は気が付いてこられた。
そうです、、、、スキー場の客数が減っている~~
隣のスキー場を意識しすぎて、パークをでかくしたし、増やしたけれど、パークに入る人は確かに増えた。しかしだ、パークに入らないファミリーやらシニアやら一般客はどえらい減ってしまった。

さあここで我が社の出番です。
パーク利用者とスキー場来場者数の相関関係を統計しなくてはなりません。
ほぼ90%の確率ですが、パーク規模がある一定以上を超える場合、パークのコンセプトをアスリート化すると、一般顧客は減少するという反比例計算が成り立ってしまう。
ちなみに30箇所程度の蓄積データを回帰計算するだけで、簡単に判明してしまいやす!
(この変数設定までは伏せますが)その精度は90%以上。
典型的な場合には、来場者がほぼ半数になっているのですよねぇ。
側面的な計数判断するとすぐわかることですが、大体のスキー場の方々は「減少結果」がはっきりと出てから、やっとご理解頂けるというパターン。
この場合は、もはや末期症状のため来場者復活ははるか遠し。なのですよ。

ただ、このような状況でも上手にパーク顧客も取り込んで、来場者も落とさないスキー場もおられます。

この場合は、パークのディガーを外部の人間に委ねていないこと。つまり、スキー場の直営で管理運営・整備を全て行っているところですね。
人に頼る、外部に予算をかける、スキー場に必要な人材が不在、このような場合は概ねパーク運営に失敗して、来場者を減少させています。プロやショップ、スクールに頼る場合は特に顕著。

外部に任せている、地域の誰々がやっているという他力本願では、スキー場に来場する顧客サービスには繋がらない。
簡単なことです。スキー場内部で育成されたスタッフの場合、安全管理含めて全ての責任をスキー場が持たなくてはならない。

何事が起きようとも自らリスクを背負う自信と責任を持たない限りパーク運営は難しい時代となったということですね。(安全管理の事柄は別途記載しますが)    続く

<お問い合わせ・ご意見:cava@freestyle.co.jp>
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