fc2ブログ

スキー場活性化・スキー場再生再建・スキー場ビジネス・スキー場経営・スキー場運営

スノービジネス、スキー場運営、スキー場設計、スキー場マーケティングの実態を独断で紹介
スクール 続き
スクールの先生と生徒には独特の関係が生じる場合が多々ある。
自然条件厳しい中、命を預けるわけだし、技術の進歩について先生にお任せするわけだ。
ここに師弟関係が生まれる。
生徒にとって先生は絶対だ。先生を尊敬し従う光景となっていく。

このような関係がゲレンデ中に起こる。

特に、中級以上の技術指向が強くなるレッスンほど、師弟関係が強い、一種独特の”宗教的”な雰囲気となる。こうなるとはっきり言ってヤバイ!
時には、先生の叱咤激励が傍目にはイジメにすら思えるときもある。

生徒達の視線が、熱い、凝視する。その目は真剣だ。
ごく当たり前なレッスンの光景であり、インストラクターの腕の見せ所が評価されている瞬間である。

が、しかしだ。
このレッスン集団が、ゲレンデのあちこちにいたらどうだろう。
リフトに乗るたびにこの集団とかちあっていたらどうだろう。

レッスンとは無用な人たちが、この光景にふれると、その閉鎖的な雰囲気を自然に拒絶し、離れていく。修学旅行の軍団が多すぎるとスキー場から一般ユーザー達がいなくなってきた、、、に近いものがある。

決してレッスンを否定しているのではない。

このブログはスキー場経営というテーマをもとに書かれている。
スキー場経営にとって、このシチュエーションはどうなのかを問うているのだ。

数字は正直だ。
スクール受講者が来場者の8%を越えると危険と言うことは、受講しないマス層が逃げるということに他ならない。
この数字を越えると言うことは、スクール中心の経営を行うスキー場と言い換えるべきだ。

スクール主導で、テナントであるスクールに利益誘導されないことがスキー場経営として寛容なのだ。

さて、皆さんのスキー場はどのようなシチュエーションでしょうかね。

<お問い合わせ・ご意見:cava@freestyle.co.jp>
スポンサーサイト



Designed by aykm.