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スキー場活性化・スキー場再生再建・スキー場ビジネス・スキー場経営・スキー場運営

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イベント<特報>
以下は、中国新聞11月1日掲載の記事です。
まずは、一読。


<SAJ負担案に懸念 スキー国体開催地選びで>
 全日本スキー連盟(SAJ)は1日の理事会で、開催地選びが難航している2008年2月の第63回冬季国体スキー競技会に限り、SAJが協賛金を集めて開催自治体の財政負担を最小限に抑えて実施する条件で開催地を選ぶことを決めた。
 しかし、同日開かれた日本体協の国体検討小委員会では、競技団体が運営費を負担する異例の措置が他競技へ波及することを懸念する声が相次ぎ、今後の推移が注目される。
 第63回大会は実施まで1年半を切っても開催地が決まっていない。このため、SAJは「緊急避難的措置」として開会式を簡素化して既存施設を活用、補助金と企業協賛金など計7000万円程度を集め、開催自治体の財源に頼らずに開催する方針。既に複数の自治体と交渉している。

 しかし、通常競技団体は運営費を負担しないため、国体検討小委員会では「スキーの熱意は分かるが競技団体まかせになる可能性がある」「ほかの競技団体にも影響が出る」などの声が出た。SAJの池上三紀専務理事は「この方向で必ず国体を開催する」と強調。日本体協の泉正文国体委員長は「今までにないケース。慎重に考えざるを得ない」と話した。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以上です。

来年の国体の開催地が決まっていないとは、、、驚きです。
もうここまで来たのですね。
よく調べると、来年だけでなく、2009年の新潟国体以外の冬季開催地が全く決まっていない。
少なくとも夏季国体は2014年まで開催地が決まっていることと比べてみても、夏と冬の格差は明白。これにも驚きだが・・・・

読者においては、本件はスキー場経営というテーマとは外れるが、ひろくスキー場業界というテーマとしてお許し頂きたい。

いろいろな社説や記事で国体の意義や大義など様々に書かれているだろう。
今回露見したのは、スキー競技に対しては、スキー連盟が協賛金を集めて開催する・ということだ。
スケート連盟にしては苦々しい事だろうなと、こりゃ対立軸発生!なんて、素人目にもわかりやすいなぁ。

スキー競技は、アルペンのGSL、クロスカントリー、スペシャルジャンプ、リレー、コンバインドの6種目だ。要はノルディック5種目、アルペン1種目。
バイアスロンは2005年まであったが、06年には無い。
2001年と2002年にはモーグルも国体競技であった。

競技人口からすると、中学生以上の競技者登録数は、
アルペンが3800人
クロスカントリーが1600人
コンバインは216人。
ジャンプは、186人しかいない。

バイアスロンについては、銃刀法に抵触する銃器をもつこと自体、一般スポーツという概念から逸脱するし(つまりは特殊すぎること)、警察や自衛隊しか競技者がいない非常に狭いスポーツであるため種目から外れることは理解できるが、競技人口の670人のモーグルが無くなるのは、なにか解せない。
スポーツの歴史の年数が少ないからとか、参加都道府県が少ないと言うのが主催者側の論理であろうが、今時の経済論理、一般常識からは到底理解できない事柄でもある。市場背景を無視した運営だから失敗しているのかもしれませんね。

国体と言えども単なるイベント。
大量の競技役員を抱え、インフラを整備するなど、大がかりな経費がかかるわりには、ギャラリーがいないのだからチケットなど売れるわけがない。その競技にかかわっている人だけが満足しているようにも見えるのは私だけではないだろう。数億というお金を必要とするイベントとしてはあまりにもお粗末!としか言いようがないのだ。
スキー連盟は自分で金を集めてでも自主開催するゾと言えるのだから、経済的には評価すべきであるが、なんで今さらなんだ、と言いたい。今回は、どうやら意図的な爆弾発言とも読みとれるが。

スキー種目はどこかのスキー場が犠牲になる、いや開催するわけだから、宿泊や飲食など個人レベルの営業形態では経済的に非常に嬉しい。が、しかしスキー場は、全ての競技者が競技期間だけでなく事前の2週間ほど集まるならともかく、数百人程度の中途半端な人数で開催期間中だけゲレンデを占有されるものなら、数千人来場する一般顧客が逃げてしまって、スキー場経営が危うくなる。
とかく、ウィンターイベントでは大会期間中だけでなく、コースを造ることなどの設営を含めて2週間くらいが最低でも犠牲になる。しかも2月のスキー場の生命線とも言える期間にだ。
リスクを持つ常識ある経営者であれば、このイベントだけは来て欲しくはないだろうにね。
それに1996年に岐阜国体が開催されたSスキー場が閉鎖されるという憂き事実があるだけに、国体の経済効果はスキー場として結果的にも「無い」と言わざるを得ない。

しかしだ、"やりかた"じゃないか。

経済的行為を前提に、いかに社会的意義を全うできるか、考査すべきだろう。
あるいは、国体という名前のとおり、競技力向上をもっと唱えるべきでもある
はたまた、国体の名の通り、レクリェーションのイベントとして健康を謳歌してもいいではないか。
いずれにせよ、イベントの内容を考える前に、スキー場というシビアな経営をしなくてはならない立場を考えて企画すべきなのだよ。スキー場は今まさにシビアな経営を求めあられているのだわ。国体に目を向ける経営者など常識的にはいるはずはないのだよ!
ま、そのやりかたをここでは紹介できませんけどね(笑)。

意義と大義、市場傾向と社会事情を理解しないイベントは継続が難しい・・・・・・しらかわ・なおき
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