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スキー場活性化・スキー場再生再建・スキー場ビジネス・スキー場経営・スキー場運営

スノービジネス、スキー場運営、スキー場設計、スキー場マーケティングの実態を独断で紹介
ニッポンのテレインパークの末期・・・・・・
20100519
これは、スコーバレーのパーク工事中の写真。
アプレスキーに以前勤務し、現在も貴重な情報を送ってくれているK君が送ってくれました。
PB400のパーク系を乗りこなし、すでに10シーズン近く経過してると思います。
そのスコーのパークには専用の圧雪車が3台!あって、その一台を担当しているとのこと。
ぱっと、写真見ただけでキッカー系が20台もある(汗)
ほかに10個作ると言っていたので、キッカーは30個!!!スゲッ

さぞや大勢のディガーを雇っているのだろうと聞くと、

なんと、

一人もいないとの回答。

3台の車両を5人のオペで回すのですが、その5人が手作業も行います。
いわゆるディガー系の仕事をこの5人だけで行うこととなります。
それにしても30キッカー、ディガーがスコップ持ってシェイプしたところで1週間はかかるだろうね。
キッカーの先端、リップまで全てマシンで行うとのことです。

悔しいけれど、、、、
以前アプレスキーでもPBパークをリースで借りパーク作ったとき(10年前)、
キッカーのシェイプはマシンのハイドバンで行わなくてはならない、という考えを、
なんなりとアメリカでは実施していました。
全員のオペがハイドバンでシェイプできるとのことです。

テレインパークの利用者は、スキーとスノーボードで半々。
スキーは中高生が圧倒的に多い。
そして、雑誌や映像の撮影用にハイエンドの20mキッカーのラインを作るけど、
利用者の90%が中級以下のため、エントリーから中級設定したものしかつくらない。
ハイエンド用は概ねモニュメントになっているそうです。なるほど、なるほど。

毎日、平日であろうと百人単位の人たちが利用しているそうです。

日本で、ハイドバンでシェイプまでできるオペはどれだけいるのでしょう。
マシンだけで作ることは、大幅なコストダウンに繋がります。
そして利用人数も計画しやすい。
さらには、エントリー重視のゲレンデマーケティング。
だから利用者が多い。そして利益も見れる。
安全で、楽しいゲレンデを提供できる。

日本では、
今でも、プロ系ショップ系マニアックディガーが幅をきかせて、
自身が描くエントリー用(らしきもの)を提供し続けた結果、パークユーザーが年々減少、、、、、、

そして、
日本のパークには、中高生はほとんど見られない。
スキーヤーのユーザーは10%程度がいいところ。
アメリカはスノーボード30%、日本は50%。
日本の数字はかなりバランスが悪いのです。

ヤバイですよ。
いつまで、同じ経営スタイルを行うのでしょうか。
楽しいゲレンデを提供するはずのパークが、客減らしの要因となっている現状は、かなり危険な状態。
皆さん、目を覚まして下さい(願)(祈)。

またまた車中です



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