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スノービジネス、スキー場運営、スキー場設計、スキー場マーケティングの実態を独断で紹介
セカンドキャリア
陸上選手で有名な為末選手がセカンドキャリアに関して記載された記事が目にとまる。
ネット上でも以下に掲載。
http://tamesue.cocolog-nifty.com/samurai/2010/04/post-2094.html

要旨は、現役引退後のアスリート達のお仕事について考えようではないか、ということ。
セカンドキャリアに関して為末選手自身が起業する旨の主旨だ。

これを見て感じたのだが、
セカンドキャリアの問題を話す前に、、、、
スキーやスノーボード選手達は、現役時代から金銭面、もちろん生活面でも四苦八苦。
セカンドキャリアまで考える余裕すらない、のが実情ではないだろうか。

この選手層をどこまでのレベル、成績で評価すべきは問題あるだろうが、
少なくても日本代表選手、ナショナルチームの一員である選手達において、ウィンタースポーツは極めて貧乏だ。

ジャンプやスケートでは、実業団として企業の受け入れ先がある。
またスケートでは、会社が報奨金を与えた羨ましい話は記憶に新しい。
モーグルの上村愛子選手は、長野県最大のゼネコン北野建設の所属。
これらを除く選手達はと、殆ど無いのが実情だ。

選手個人が、せっせと動いて遠征費の援助を求めて動き回るのも実態。
もうこなると、物乞いしているような気分になってしまう。
使用する道具も高額でバカにならない。
選手が使用したからと言って、消費者の購買意欲が沸くなどという欧米諸外国のような効果は得られず、
その用具の援助をメーカーに求める行為は、もはやたかり、、、(表現がきつくて失礼)。

メーカーはメーカーで、提供してやっている、というオーラを出しまくり。
提供させていただきます、ではなくて、提供してやる、なのだ。
与える者、与えられる者、という構図になってしまう。
どっかで聞いたことがあるフレーズ(リフトに乗せてやる、教えてやる・・・・・)
全てのメーカーではないが、少なからず身に覚えがある方は多い。

どうでしょう。
実に、わびしい気分になってしまう。
しかし、これも現実なのです。

日本では、スキーやスノーボード競技を続ける選手達は、その殆どが親の支援を頼っている。
親の支援の大きさに比例して、戦歴も上がる、という図式もあるくらいだ。

これらはセカンドキャリアにいたる以前の話ですね。
セカンドキャリアに至っては、どこまでアスリート達は考えているのでしょう。

現状の究極のフリーターになっているアスリートの姿を見ては惨めになってしまう。

私も、選手時代、その後のセカンドキャリアに関しては、ノーアイデア。ノーテンキでした。
その内容は、今でも変わらないのが日本の実態なのです。

すでにスキー場では選手の支援を行っているところもあるでしょう。
地域で、スキークラブで支援を行っているところも知っています。
しかし、せいぜい練習環境の優遇程度がいいところです。
スキー場自身が支援を受ける身で、選手への金銭的な支援にはたどり着かない。

選手育成、市場拡大を含めた根本的な仕組みを、しっかりと考え実行しなくてはなりませんね。
良いアイデアはないだろうか・・・・・・・・

やっと本日退院です。みなさん蓄膿症には気をつけましょう。
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