全日本スキー連盟のホームページから、競技者ポイント取得者数の数字を拾い出すことができます。
この表が、その数字です。スキー場来場者人口の頂点に立つ人たちの実態です。
これしかいないの? 意外と思われるスキー場関係者は多いと思いますよ。
中学生以上の競技者数は、
アルペンスキーが3838人
マスターズが 1121人
モーグルは 676人
スノーボードでは
アルペンが、 189人
ハーフパイプは 233人
ボードクロスが 159人
この階層をアスリート層とすると、その下にローカル選手+積極層+用品購入層という層があるでしょう。
この層は200万人程度と推定できるます。
これを裏付けるデータは、レジャー白書とウィンターレジャー白書から算定できます。
彼らが前回紹介したコア層なのです。
スキーとスノーボードの参加人口は1200万人とされていることで、その約17%がコア層。
83%がマス層ということとなります。
スキー場の中で行われるイベントは、殆どがこのコア層向けに開催されています。
全ての大会がそうですね。
アルペン、モーグル、ストレートジャンプ、ハーフパイプ、クロスなどなど。
この手のイベントが行われることで、マス層が閉め出されます。
つまり、コースがクローズになります。
ウィンターシーズンに、やっと取った休みで家族ででかけたものの、自分の滑るコースが閉鎖されている。
こんなシチュエーションがどこのスキー場でも見られます。
スキー場は、集客を考慮してのイベントと考えて、良かれと思って開催する方もおります。
しかし、集客するのは、イベントしかそのスキー場にやってこないシーズン1回だけの人たちです。
確かにその日は新規の人が来ることはできても、1年に1回毎年楽しみにしている人達が滑れない。
このバランスをどう考えるかで、スキー場の入り込みが大きく変化することが、データを追っている内に顕著にわかるようになりました。
マスの人は、一度でもネガティブな思いをしてしまったスキー場には、2度と行かないそうです。
これは、私が信奉するアメリカの某経済学者の口コミの法則があって、ポジティブな良い思い出の場合3人に心理的に伝える。ネガティブの場合9人に伝えたくなる。またポジティブであっても4割の顧客は自然消滅するというものです。
なるほど、スキー場がピークの4割まで落ち込んだことを重ねると、この法則がピッタリと当てはまるではないですか。
全ての大会を否定するのではありませんが、マスに嫌われることを想定の上開催するなど、対策を講じるしかないのです。
ビッグエアとかのイベントは見てもらった方がいいという意見を聞きますが、マスにとってはイベントを見るより、自分が滑って楽しむ方が優先されます。
イベントは、当事者の完璧な思い込みで行われているケースがあるのです。
私自身は小学生からアルペン競技に没頭し、フリースタイルスキーでも選手経験しているなかで、随分スキー場にはお世話になりました。スキー場でイベントが行われていないと選手は育たないのですよね。大事な社会貢献をスキー場は行っていることと考えるのです。
私の仕事でも2001年まで、毎年各地のスキー場で1シーズンで30イベント以上開催したことが数年あります。
自分のビジネスとしてイベントを行っていましたから、この現実を受け入れることは、かなり辛かったのも事実です。
産業発展、底辺拡大、スキー場経営者が抱える使命です。
そして健全な経営をしなくてはならないことも、スキー場経営者です。
あなたは、両立しますか? それともどちらかに偏りますか?
<お問い合わせ・ご意見:cava@freestyle.co.jp>
この表が、その数字です。スキー場来場者人口の頂点に立つ人たちの実態です。
これしかいないの? 意外と思われるスキー場関係者は多いと思いますよ。
中学生以上の競技者数は、
アルペンスキーが3838人
マスターズが 1121人
モーグルは 676人
スノーボードでは
アルペンが、 189人
ハーフパイプは 233人
ボードクロスが 159人
この階層をアスリート層とすると、その下にローカル選手+積極層+用品購入層という層があるでしょう。
この層は200万人程度と推定できるます。
これを裏付けるデータは、レジャー白書とウィンターレジャー白書から算定できます。
彼らが前回紹介したコア層なのです。
スキーとスノーボードの参加人口は1200万人とされていることで、その約17%がコア層。
83%がマス層ということとなります。
スキー場の中で行われるイベントは、殆どがこのコア層向けに開催されています。
全ての大会がそうですね。
アルペン、モーグル、ストレートジャンプ、ハーフパイプ、クロスなどなど。
この手のイベントが行われることで、マス層が閉め出されます。
つまり、コースがクローズになります。
ウィンターシーズンに、やっと取った休みで家族ででかけたものの、自分の滑るコースが閉鎖されている。
こんなシチュエーションがどこのスキー場でも見られます。
スキー場は、集客を考慮してのイベントと考えて、良かれと思って開催する方もおります。
しかし、集客するのは、イベントしかそのスキー場にやってこないシーズン1回だけの人たちです。
確かにその日は新規の人が来ることはできても、1年に1回毎年楽しみにしている人達が滑れない。
このバランスをどう考えるかで、スキー場の入り込みが大きく変化することが、データを追っている内に顕著にわかるようになりました。
マスの人は、一度でもネガティブな思いをしてしまったスキー場には、2度と行かないそうです。
これは、私が信奉するアメリカの某経済学者の口コミの法則があって、ポジティブな良い思い出の場合3人に心理的に伝える。ネガティブの場合9人に伝えたくなる。またポジティブであっても4割の顧客は自然消滅するというものです。
なるほど、スキー場がピークの4割まで落ち込んだことを重ねると、この法則がピッタリと当てはまるではないですか。
全ての大会を否定するのではありませんが、マスに嫌われることを想定の上開催するなど、対策を講じるしかないのです。
ビッグエアとかのイベントは見てもらった方がいいという意見を聞きますが、マスにとってはイベントを見るより、自分が滑って楽しむ方が優先されます。
イベントは、当事者の完璧な思い込みで行われているケースがあるのです。
私自身は小学生からアルペン競技に没頭し、フリースタイルスキーでも選手経験しているなかで、随分スキー場にはお世話になりました。スキー場でイベントが行われていないと選手は育たないのですよね。大事な社会貢献をスキー場は行っていることと考えるのです。
私の仕事でも2001年まで、毎年各地のスキー場で1シーズンで30イベント以上開催したことが数年あります。
自分のビジネスとしてイベントを行っていましたから、この現実を受け入れることは、かなり辛かったのも事実です。
産業発展、底辺拡大、スキー場経営者が抱える使命です。
そして健全な経営をしなくてはならないことも、スキー場経営者です。
あなたは、両立しますか? それともどちらかに偏りますか?
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