スキー場活性化・スキー場再生再建・スキー場ビジネス・スキー場経営・スキー場運営

スノービジネス、スキー場運営、スキー場設計、スキー場マーケティングの実態を独断で紹介
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ペーパーロケーション
皆さんは、表題の名前をご存じでしょうか?

設計や建設関連の専門用語ですが、紙の設計>いわば机上設計のことです。
土木関連では、縮尺の大きい平面図を基に最初の企画設計を行うこと、これがペーパーロケーションです。
略して、ぺーロケ。

私は、80年代からスキー場の設計業務を開始したときから、このぺーロケ作業は必須でした。

反して、スキー場は「現場合わせ」が一般的。
設計図書を持たずに、現場でエイ・ヤーっと、重機動かして作ってしまう。
シーズン中では、パークなど雪での工作においても現場あわせで作ることが上手なスキー場。
ある意味、現場あわせは現場スタッフ達の技術レベルの高さをアピールできる、というとらえ方もあるようでした。

私がパーク系を作り出した90年代当初、現場あわせ作業は不思議そのもの。
と言いますのも、現場あわせは数字が残らない、記録が全く残らないのです。
次回の工事の参考としたい、次回よりよりよい施設を作りたいと思っても基本数字が無い。
つまり、いつまでたっても設計技術自体は進歩しないのですよね。
現場あわせは、工事の一部部でのテクニックであって、本質は設計あっての現場工事(当たり前ですが・・・・)、
ぺーロケを行ってこそ無駄のない作業、正確なレイアウトが可能となるのです。

スノーボードクロスや、スキークロスのビルダーとなったときには、特に感じましたね。
90年代のことですが、バンクのアールや、ウェーブの高さや長さすら数値化されていなかった・・・・・。
(今でも数値化されていないことには驚かされます)
ひどいのは、ビッグエアのジャンプ台のスペックすらなかったのです。
工事を現地の業者に引き渡したくても、図面を理解できる方にお目にかかったことはありませんでした。
2000年に苗場でコアゲームという当時の最大のビッグエアなどフリーライド系イベントがありました。
私が現場監督でしたが、いつものようにトランシットを持参して測量を始めたとき、関係者達から驚かれたことがあります。
私自身は、索道やゲレンデの設計屋や申請が本業でしたので、測量や設計は当たり前。
特に、測量を行う前に地形図にいかにリアルに完成図を描けて事前段取りが行えるかで、現場がスムーズに進みます。当たり前なのですが、、、、ね。
その時、必要な技術がぺーロケなのです。

今では、航空測量図はどこのスキー場でも手に入ります。
1/1000~2000程度の縮尺であれば、殆どと言ってよいほど入手でき、それを元にぺーロケができる時代です。
このぺーロケをもっとスキー場に普及しなくてはなりません。
アトラクション(パーク)のロケーションを予めイメージすること。
この手の作業は、スキー場にとって永遠に必要な作業ですね。

パーク系、アトラクションを作るディガーを仕事とする方々、圧雪車で工事を行う方々は、ぺーロケ技術を習得してくださいよ。
セカンドキャリア
陸上選手で有名な為末選手がセカンドキャリアに関して記載された記事が目にとまる。
ネット上でも以下に掲載。
http://tamesue.cocolog-nifty.com/samurai/2010/04/post-2094.html

要旨は、現役引退後のアスリート達のお仕事について考えようではないか、ということ。
セカンドキャリアに関して為末選手自身が起業する旨の主旨だ。

これを見て感じたのだが、
セカンドキャリアの問題を話す前に、、、、
スキーやスノーボード選手達は、現役時代から金銭面、もちろん生活面でも四苦八苦。
セカンドキャリアまで考える余裕すらない、のが実情ではないだろうか。

この選手層をどこまでのレベル、成績で評価すべきは問題あるだろうが、
少なくても日本代表選手、ナショナルチームの一員である選手達において、ウィンタースポーツは極めて貧乏だ。

ジャンプやスケートでは、実業団として企業の受け入れ先がある。
またスケートでは、会社が報奨金を与えた羨ましい話は記憶に新しい。
モーグルの上村愛子選手は、長野県最大のゼネコン北野建設の所属。
これらを除く選手達はと、殆ど無いのが実情だ。

選手個人が、せっせと動いて遠征費の援助を求めて動き回るのも実態。
もうこなると、物乞いしているような気分になってしまう。
使用する道具も高額でバカにならない。
選手が使用したからと言って、消費者の購買意欲が沸くなどという欧米諸外国のような効果は得られず、
その用具の援助をメーカーに求める行為は、もはやたかり、、、(表現がきつくて失礼)。

メーカーはメーカーで、提供してやっている、というオーラを出しまくり。
提供させていただきます、ではなくて、提供してやる、なのだ。
与える者、与えられる者、という構図になってしまう。
どっかで聞いたことがあるフレーズ(リフトに乗せてやる、教えてやる・・・・・)
全てのメーカーではないが、少なからず身に覚えがある方は多い。

どうでしょう。
実に、わびしい気分になってしまう。
しかし、これも現実なのです。

日本では、スキーやスノーボード競技を続ける選手達は、その殆どが親の支援を頼っている。
親の支援の大きさに比例して、戦歴も上がる、という図式もあるくらいだ。

これらはセカンドキャリアにいたる以前の話ですね。
セカンドキャリアに至っては、どこまでアスリート達は考えているのでしょう。

現状の究極のフリーターになっているアスリートの姿を見ては惨めになってしまう。

私も、選手時代、その後のセカンドキャリアに関しては、ノーアイデア。ノーテンキでした。
その内容は、今でも変わらないのが日本の実態なのです。

すでにスキー場では選手の支援を行っているところもあるでしょう。
地域で、スキークラブで支援を行っているところも知っています。
しかし、せいぜい練習環境の優遇程度がいいところです。
スキー場自身が支援を受ける身で、選手への金銭的な支援にはたどり着かない。

選手育成、市場拡大を含めた根本的な仕組みを、しっかりと考え実行しなくてはなりませんね。
良いアイデアはないだろうか・・・・・・・・

やっと本日退院です。みなさん蓄膿症には気をつけましょう。
統計とメディアと情報収集
スポーツ産業新報の記事に「スポーツ用品分野別国内市場規模推移(矢野研)」が掲載。
スキーは勿論のこと、ゴルフ、釣り、アスレチック、アウトドア、テニスからシューズなど、スポーツ用品のジャンルを網羅しています。

同様なデータは、ご存じのレジャー白書でも紹介されていますね。
ほかには、特定サービス実態統計や業界内限定では各索道協会(これはクローズ情報)、研究機関などなど。

さて、その記事に、スキー用品販売市場では、09年では254億となっていました。
また10年の予測値では、247億とされ前年97.6%。
05年では353億でしたから、たった4年で約30%減となります。
この減少もさることながら、スキー用品市場ってこれしかないのだなぁと寂しくもなります。
大手量販店の上位2社はそれぞれ1600億円の売上となっているのに、もはやスポーツ流通の主から従となったということですね。
ほかのスポーツはことごとく1000億円規模であるのにスキー用品だけが、、、、百億単位です。


ここで紹介している「スポーツ産業新報」は、私が10年以上購読している誌面です。
以前、スポーツ工業新聞などという誌面もあったのですが廃刊となり、スポーツ流通業界としてはこの誌面のみ。
私の貴重な情報源となっています。
ほかには、日経MJ。
以前には日経流通新聞といっていました。
その時代から20年以上購読していることになります。
日経新聞より、産業情報が豊富なことと内容が楽しく長年購読し続けています。
この新聞のおかげで、いろいろインスピレーションが膨らんで企画が生まれたこともあるのですよ。

スキー場の情報関係は某索道メーカーが発刊している紙面のみ。
ほかはというと、ウィンター系の専門誌くらいしかなく、スキー場経営という視点からの情報先が乏しい状況です。
これらでは想像力はおろか、イメージすら沸きません・・・・・・・
私は、情報を求める意欲が人並み以上に強く(好奇心人間と言われていますようです)、以前インターネットの無い20年前以前には、仕事の情報入手のため毎週図書館に通い詰めたときがありました。
弁当持参で一日中、受験生のように居座っていました。
今では、キーボードで自在に検索すれば、ほぼ図書館と近い情報が得られます。
かゆいところに手が届く時代となり、実にありがたい。
また情報を求めて、グッヅや機械系、情報系、統計系の誌面は大好きでそこら中の本を買いあさっています(苦笑)。


でも、、、、、、、
単なる検索では論文を書くには便利ですが、前出のインスピレーション、想像力を盛り上げるには至りません。
いまだからこそ、創造力を沸かせる、斬新なソースが欲しいのです。
「情報を 得ずして独創 沸かず」

さて、皆さんは、どのようなソースから情報を得ていますか?
良いソースがあれば、こそっと教えて下さい。

鼻の調子はかなり良くなりました。が、処置は手術並みにイタイのですねぇ・参った(今週退院です)
上村愛子選手への期待と身勝手
<痛いエース不在…上村愛子“無期限休養”宣言>
 フリースタイルスキー・モーグル女子で五輪4大会連続入賞の上村愛子(30=北野建設)が無期限の休養を宣言した。2日、全日本スキー連盟(SAJ)を通じ「一度立ち止まり、純粋にスキーを楽しむ1年を過ごしながら、今後の競技活動を考えていきたい」とコメントを発表。14年ソチ五輪(ロシア)への挑戦も含め、来季以降も“白紙”を強調した。
 1日に上村本人と話し合ったSAJの林辰男フリースタイル部長は、今後の強化指定選手から外すことを決定。しかし「かなり誤算だった」と苦悩の色は隠せなかった。
 世界最高峰の技術を持つエースが不在となれば、競技面だけでなく、今後のスポンサー獲得にも影響は必至だからだ。SAJ最大のスポンサーだったVISAの撤退などがあり、今冬の強化費はすでに約30%カットされることが決まっている。さらに、上村の個人スポンサーからの収入も消えれば、さらなる収入減は避けられない。フリースタイルW杯への選手派遣は国の全額負担だけに、強化プランの見直しも迫られることになりそうだ


最新の記事に、上村愛子選手が休養宣言と記載があり、それにスキー連盟の動向が記載されていた。
92年から02年の間、私が白馬の某スキー場の顧問時代に、常設モーグルコースを日本で初めて設置したとき、地元の可愛らしい中学生の愛子選手をスキー場ぐるみでサポートさせてもらった事を思い出す。
その後の彼女の活躍は言うまでもない。

さて、愛子選手依存のサポート体制について一言。
強化費は彼女頼みと記事は書いているが、スキー競技で活躍したのはモーグルだけではなかっただろうか。
バンクーバー五輪の入賞者では、ハーフパイプの国母選手が8位、ジャンプの葛西選手が8位、複合の小林選手が7位の3名。
モーグルでは、愛子選手の4位、村田選手8位、男子の遠藤選手が7位と3名いる。
スキーアルペンやクロスカントリーでの入賞者はいない。

最も活躍したと見なされるモーグルの予算が削減となると、他の競技はもっと削減ということになるだろう。
スキーアルペンに至っては久しくワールドカップですら入賞者がいない競技であることから、予算は殆ど無いと言うことか。

私も強化コーチ経験を持つが、強化費含めた強化や選手の人選含めて、スキー連盟の基準は難しい。
というより、わからなかった。
オフィシャルに発表されている記載も無いため、全ては闇の中?


しかしだ、スキー場含めたスキー産業の発展の要因には、少なくとも強いあこがれの選手が不可欠ではなかろうか。
誰もが認める強さに子供達と親たちはあこがれる。

私どもが運営するウォータージャンプ施設では、以前にも記したが、今年は子供が非常に多い。
スキーを履いたことすらないキッズを親たちが連れてくるという事例もある。
彼らは、彼らの親たちは、まぎれもなく愛子選手に自分の子供をオーバーラップさせている。
行く末は愛子選手のように、という希望もあろうが、子供達に夢を与えることに親は賛同する。

愛子選手が日本中に与えた夢の、その裏には、彼女を取り巻く経済行為が膨らんだことにもなろう。
それに群がる企業や団体。テレビの特番でもあったような。
競技に疲れたというよりは、ひょっとしたら己の都合で選手を利用する大人達に疲れたのかもしれない(注:あくまで個人の憶測ですよ)。


さておき、愛子選手はスキー場の集客にも実に貢献してくれた。
以前、木曽地区のスキー場で彼女に関係したイベントを開催したことがあるが、12月の中旬というまだ季節的には盛り上がる前ではあるが、1日で3000人余の人たちを集めてくれた。
当時私はシーズン30~40イベントをこなしていたが、こんな集客はなかったと思う。
スノーボードのカリスマのヨナス・エミリーのイベントでは2000人程度だったか。
日本人のイベントでは30人程度が集まれば優秀な方だっただけに、その違いがおわかりであろう。

しかし、愛子選手でも3000人である。
ワールドカップや大きなイベントでもせいぜい5000人程度。
どんなに頑張っても、野球やサッカーやコンサートには遠く及ばないのだ。

これは、スキー場が天候に左右されてリスクが高いことが大きな要因とされる。
記憶に新しい、今年のオリンピックでも濃霧と雨が選手達を悩まさせた。


以前は著名な選手、デモが来場するとスキー場も潤ったようだが、これは90年代までのお話し。
いまでは、デモやプロであっても影響度は限りなく小さい。
ライダーによって影響を受けること、これ自体が死語になっているであろう。
そんな彼らが、勘違いをして自身の名前で影響力で集客に貢献するという発言をしますが、
実際、彼らが引き連れる人数の貢献度は低い部類だ。
ライダーやデモ、彼らの社会では有名かもしれないが、一般社会では殆ど知られていない。
著名というと、まさに愛子選手だけであろうか。(今年は国母選手も著名になりました)

スキー場の集客にあたって、ライダー自身が顧客を引き連れてくる仕組みが、今後はより求められるでしょう。

まっ、いうなれば、「人を頼らず自分の足で動いて稼げ!」ということですね。

病院にて(4年悩んだ鼻を改修中)イタイ
レッスンの新しい形
この数シーズン、ずっと悩んでいました。

スクールのレッスンのことです。

自身がスキー教師出身というキャリアからか、どうしても納得できない点がいっぱいあるのです。
といっても70年代から80年代前半という経験値ですが(苦笑)

古い古いコーチの経験しかない私にとって、さぞや現在はレッスンが進化したのかと思いきや、、、、

えっ~~~っ!

30年前以上と指導法って変わっていない???

不可思議なレッスンの状況を紹介してみると>>>

・ゲレンデで立ち止まって専門用語をペチャペチャ話していたり、
・先生がコースの端に立ち、生徒はゲレンデ側に立たせたり、、、
・同じクラスの生徒の板が長かったり短かったり、、、
 キッズでは同じ慎重で80cmの板と120cmの板を履いている(汗)
・ビンディングやスタンスがメチャクチャのままレッスンしていたり、
・上から目線で先生と生徒という立場で指導していたり(いわゆる見下げている)、
・就学前のキッズ達に、ハの字、ハの字と、ハの字自体を知らない子供に大声で指導していたり、、
 これは本当に多い。傍目で見ていると笑う以前に悲しくなるレッスンですよね
・滑ることもままらない就学前キッズ達のレッスンで、先生がスキーを履いて滑り方?を教えている。
・立つことすらできないキッズに階段登行。
・・・・・・・・・・

枚挙するときりがない。

アプレスキーでは、10数年から、なんちゃってクロスやパンダルマンなどのゲレンデ企画を提供する中で、
キッズ達が楽しめるゲレンデは何だろうか、安全性とスリルという相反するテーマを追い続けてきました。

そのコースをレッスンでも利用するわけですが、
上手に使う先生がいたとすれば、逆に使わない先生や、適当に使用する先生がいました。
パンダルマンでは、なんと使うことすらできない先生達にでくわしました。

板の進化と共に、指導も進化するはずです。
スキーは簡単になって裾野が広がるはずですが、スキー場来場者は減少し続ける。
当然スクール受講者も減少、、、、、
増えているスクールのところがあっても、
その影響からスキー場来場者が減少たところもある。

海外では、海外では、エントリー含め人口が増えているのに、日本だけ減少する。

これらだけを注視すると、
スキー学校、連盟や団体が日本のスキー場経営の足を引っ張っていることになってしまう。
もはや、日本のスキー場経営危機の打開は、スクールの一新を求めなくてはならないのだと思うのです。

といって、既存のスクールや組織の評論をしたところで前にすすまない、
組織を変えるような能力も立場もない、、、ということで、

新たなスクール形態を開発しました。
エントリー達をキッズ達を楽しく安全に誘導する指導
皆さんがアッと驚くような、指導のためのソフトとハードを考えたのです。

当然、この形態は、底辺拡大、市場拡大に繋がるものです。
当然、スキー場の集客に繋がるものです。
生徒達もスキー場も皆さんがハッピーに、winwinとなるものです。

そんな企画を
来シーズン、いくつかのスキー場でスタートさせたいと思います。

私なんかが動く必要は無いのですが、スクールの実態に憂いて、久々に動くこととなりました。
というより、動かざるを得ない環境になってきたのです。


水上~越後湯沢から、東海道新幹線車中です。
車の出張を避けてしまうこの頃です。トシかなぁ、、、、、

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